ホテル龍名館東京フロントの小橋と申します。
今回は東京老舗ガイドとして、「長命寺さくら餅」をご案内致します。
早くも3月に入り、今月末に桜の見ごろを迎えます。
そこでお花見のお供、さくら餅の老舗である「長命寺さくら餅」をご紹介致します。
こちらのお店は創業1717年と、なんと300年以上の歴史があります。
皆さまはさくら餅に関東風、関西風があることをご存知でしょうか。
関東風のさくら餅は別名を「長命寺」と言い、
その由来となるのが隅田川沿いに現在も営業しておられる
こちら「長命寺さくら餅」です。

東京に住む私共でも関東風(長命寺)より、
関西風(道明寺)を目にする機会が多い様に感じます。
関東風(長命寺)のさくら餅の特徴は
もち米の様な道明寺粉で餡を包んだ関西風のものと違い、
薄く小麦粉等を焼いた生地に餡を包んだ、クレープの様である事です。
当時長命寺の門番だった山本新六氏が考案し創業したと伝わっております。
日本の東西で、同じくお寺の周辺で発明されたという事実がとても興味深いですね。
店舗ではお召し上がりでの提供もされておりますが、
桜の時期はお召し上がりの提供をされない場合が多いそうです。
また、持ちかえられる方も桜の時期は事前予約が必須だそうなので
店舗にご一報の上伺われる事をお勧め致します。
今年はぜひお花見をしながら
長命寺と道明寺のさくら餅を食べ比べてみてはいかがでしょうか。
住所:
〒131-0033
東京都墨田区向島5-1-14
アクセス:
各線浅草駅より 徒歩20分程度
押上駅より 徒歩15分程度
営業時間:8時30分~18時
TEL:03-3622-3266
定休日:毎週月曜日 (3月/4月)
ホテル龍名館東京から浅草へのアクセスはこちらをご確認くださいませ。